今年は4月頃から、押入れを開けるとプゥ~ンと香ってきました……。
カビ臭!!
いつもは梅雨明けに重い腰を上げて掃除するのですが、今年は新しいカビ対策アイテムを投入して楽しみだったため、梅雨前に取り掛かることにしました。
そんな団地1階住人の、押入れカビ掃除をご紹介します。
あると便利!押入れ掃除グッズ
まずはスプレー類。
左側の『タタミ・押入れ用カビ止めスプレー』が、今回新しく導入したカビ対策グッズです!期待の星!!
数あるカビ防止スプレーの中でこれに決めた理由は、
- アルコール、農薬、環境ホルモン、LPガス不使用。危険物非該当。
- きわめて高い安全性が保証されている防カビ剤なので、小さなお子様やペットのいるご家庭でも安心して使用できる。
ってことで、なんだか安全そうな点が気に入ったからです。
カビ防止効果は6か月だそうですが、「とりあえず梅雨から初秋の暑い時期を乗り切りたい」と思っていたため、これも高評価。Amazonで920円で購入しました(2022.7月現在も同価格でした)。
ちなみにエタノールには「無水エタノール」と「消毒用エタノール」がありますが、無水エタノールだとカビ退治にはアルコール濃度が高すぎるため、消毒用エタノールのほうが向いています。
⇒Amazonで消毒用エタノールを見る
次に拭き取りアイテムたち。
最後に、身を守るものたち。
ゴム手袋よりもポリエチレン手袋のほうが、指が動かしやすかったです。
道具がそろったら、いざスタート!
まずは窓を開けてふすまを外し、押入れの中のものを全部出します。
ホコリがけっこう溜まっていて、すぐに掃除機をかけたくなりますが、まずはカビ退治をしなくてはいけません。
なぜなら、カビ掃除でNGなのは、カビの胞子をまき散らしてしまうことだからです。
そのため、
- 最初に掃除機をしてしまうと、排気からカビ胞子が部屋中に舞い散ってしまうためNG
- スプレー容器でエタノールをカビに直接吹きかけるのも、スプレーの勢いでカビ胞子が舞ってしまうためNG
以上を踏まえて、私の押入れカビ掃除手順はこうです。
我が家の押入れは板張りにござを打ち付けてあるので、その上を掃除していくのですが、まずはフローリングシートでホコリやカビなどの細かい汚れをそっと拭き取っていきます。
次に、エタノールを吹き付けたティッシュで汚れを拭き取ります。汚れが気になるときはアルコール入りウエットティッシュでさらに念入りに拭きます。
(板張りの部分は、木目が毛羽立って手にトゲが刺さってしまうこともあるので、丈夫なゴム手袋をしたり、勢いよく拭かないでゆっくり撫でるようにするのがおすすめです。)
それからエタノールを押入れ全体にスプレーで散布して、カビを退治!
壁や天井は拭き取るのが大変なので、ざっとフローリングシートで撫でたあと、スプレーがふんわりと掛かるように距離を取って優しく吹きかけます。
エタノールは乾きが早いので、しばらく放置したら掃除機をかけます。
カビのにおいが気になるときは消臭スプレーをかけ、一旦扇風機で1~2時間くらい乾かします。
最後に、今回初登場の『タタミ・押入れ用カビ止めスプレー』!!
全体がほんのり湿るぐらいにスプレーを吹きかけます。今回は下の段だけだったのですが、そのあと上の段も掃除して、ちょうど1本使い切るぐらいの量でした。ちょっと多めにスプレーしてたら足りなくなってたかも。
再度扇風機で完全に乾かしたら、モノを戻して完成!!
カビ臭が消え、清潔感あふれる空気が漂うようになりましたー!
よく換気しながら行なわないと、エタノールのせいか毎回掃除後1~2日間くらいは気管が過敏になるのですが、それよりもカビ菌を放置しているほうが体に悪そうなので、年1回くらいのペースで掃除するようにしています。
【押入れ掃除の順番まとめ】
- フローリングシートでホコリなどを軽く拭き取る
- エタノールを含ませたティッシュでしっかり拭く
- エタノールを全体的にスプレーで吹きかける
- 少し乾かしてから掃除機をかける
- においが気になるときは消臭スプレーをして扇風機で乾かす
- 防カビスプレーを吹きかける(←New!!)
- 扇風機を回してしっかり乾かす
『タタミ・押入れ用カビ止めスプレー』は、よく振って使用するように記載されていて、液体は白っぽいです。でも、木材やござに対して白残りすることはありませんでした。黒っぽい家具とかだとわかりませんが、商品名通り、たたみと押し入れに使用するぶんには問題なさそうです。
液体のにおいも特に感じませんでした。
ただ、カビを生えなくする効果はあっても、黒カビなどを漂白する効果はありません。
カビの色も漂白できる防カビスプレーとしてこちらの『カビホワイト カビソフト除去スプレー』↓と迷いましたが、
(画像をクリックするとAmazon商品ページへ飛びます)
我が家の押し入れには黒カビは生えていなかったため、先程のスプレーを試すことにしました。
木の素材はカビが生えやすい
押し入れには、キャスター付きの収納棚を2つ入れていましたが、1つはぐんにゃりとたわんでいたので、処分することにしました。
カラーボックスやこういう家具の裏側って、いかにもカビが繁殖しやすそうな質感で、気付くと下の写真のようにカビが発生しています。
ここにもカビ止めスプレーをしたので、結果が楽しみです!
ちなみに2か月が経った現在のところ、まだカビは発生していません。
掃除して以降、以前よりもこまめに扇風機の風を送って湿気対策に努めているので、それも功を奏しているのかもしれません。
でも今後はなるべく、押入れ収納は木材ではなく、プラスチック素材やメタルラックのようなものにしようと思います。
団地1階「押入れの湿気・カビ対策」
私が意識している押入れの湿気・カビ対策のまとめです。
- 最低年1回は、中身を全部出して掃除する
- 消毒用エタノールでカビを除菌!
- カビ防止スプレーも活用(←今年から)
- 除湿剤を使用する
- ふすまはほぼ開けっ放しで、こまめに扇風機で風を送る
- 湿気がひどいときは除湿器を使用して、乾いた風を送る
- モノを詰め込み過ぎないように心がける
1.最低年1回は、中身を全部出して掃除する
本当は年2回くらいできればいいのですが、体力とやる気的になかなか難しいので、年1は最低でもやってます。上段は年1もやってないかも。
しかもすべての部屋を掃除しているわけじゃなく、ほぼ開かずの間になっている押入れもあります。オソロシイですね……。
2.消毒用エタノールでカビを除菌!
もっとも使いやすいカビの除菌剤がエタノールのため、これでしっかりやっつけます。それでもまた、いつのまにかカビが繁殖してしまうので、どうしても定期的な掃除は必要です。
3.カビ防止スプレーも活用(←今年から)
少しでもきれいが長続きするように、+αで対策しました。結果がどうなるか楽しみなので、また報告します!
4.除湿剤を使用する
湿気取りは家中の湿気が気になる箇所に置きまくっています。それから洋服ダンスや収納ケースには湿気を取ってジェル状になる除湿剤も使用しています。
4か月程度で交換するので、置き型の場合は年間36個くらい、引き出し用は12個入を2袋くらいは使用していると思います。
安いときに購入すれば、置き型は3個パックで約150円、引き出し用は500円程度なので、ざっと計算するとだいたい年間3000円弱くらいでしょうか。
ものすごくお金かかってそうな気がしてましたが、それほどでもなかったです。
このほかにも100均の防カビシートを、収納ケースに敷いたりしてます。効果があるかはわかりませんが、なんとなく安心感があります。
5.ふすまはほぼ開けっ放しで、こまめに扇風機で風を送る
ふすまを締め切っているのは寝るときくらいで、普段は必ずどこかしら開いています。朝1時間くらいは扇風機を回すので、冬でも扇風機は出しっぱなし。
私はベッドではなく布団で寝ていますが、特に夏は汗をかくので、起きてすぐに布団を押入れにしまうのは危険です。こまめに干すか、起きてから身支度を整えるまでのあいだは扇風機で風を当てて、布団の湿気を飛ばしています。
6.湿気がひどいときは除湿器を使用して、乾いた風を送る
押入れには湿度計を置いているのですが、梅雨は余裕で90%を超えます。さらに気温も高くなってくればもう、カビたちの繁殖パラダイス。
そんなときは除湿器を使います。「押し入れ内の湿気を取り除きたいんだから、空気の取り込み口を押入れ側にするのかな」と思ったのですが、じつはその反対で、送風口を押入れ側に向けると良いそうです。
機種によっては違うのかもしれませんが、うちの除湿器でも、このやり方でちゃんと湿度が下がっていきます。乾いた空気を送り込むことで、狭い空間を除湿してくれるんですね!
参考:Panasonicよくあるご質問「除湿モード」
7.モノを詰め込み過ぎないように心がける
押入れ掃除はいつも、上下段それぞれに丸1日ずつかかるので本当に重労働です。
今回は事前に少しづつモノを減らしたり整理したりしてから押入れ掃除に取り掛かったので、だいぶラクに感じました。
団地1階でも風通しよく暮らすためには、ミニマリズムにならざるを得ないのかもしれません。
ミニマリストのような暮らしを目指しているわけではありませんが、モノがないほうが、片付けも心も頭の中もラクだな~と実感しているところです。
団地に住む以上、湿気との闘いは避けられません。なかなか大変ですが、できる範囲で頑張りましょう。
でももちろん、団地1階ならではのメリットもあります。↓↓↓
『住んで実感!!団地1階のメリット・デメリット【高層階との比較】』
この記事を読んでくださっている方は団地住まいの方が多いかと思いますが、団地1階あるある的な内容なので、よかったらぜひご覧ください!